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練馬区で愛犬と防災 ― 区と獣医師会の協定で支える「全98拠点の同行避難」と、日頃の備え

練馬区には、登録されている犬だけで25,809頭(令和5年度)が暮らしています。これだけの数の犬とその飼い主が、おなじ地域でいっせいに被災する――それが大きな災害です。いざというとき、愛犬とどこへ、どうやって逃げるのか。この記事の答えを先にお伝えします。

練馬区は、区立の小・中学校98校すべてを「避難拠点」とし、そのすべてで犬などのペットとの「同行避難」を受け入れる方針を、公式に示しています。ただし避難拠点では、ペットは人のくらすスペースとは分けた専用のスペースで過ごし、飼い主が交代で世話をします。そして練馬には、区と練馬区獣医師会がむすんだ「協定」という、ほかの区にはない支えのしくみがあります。

この記事では、練馬区の同行避難のしくみを公式情報でたどりながら、ふだんから何をそなえておけばよいのかを、犬のトレーニングの目線でお伝えします。避難拠点がひらくかどうか、受け入れができるかどうかは、災害のたびに区が判断します。だから、どこかの学校の名前をおぼえるのではなく、「災害のときは練馬区の公式サイトでたしかめる」というならわしを、そなえの出発点にしてください。

練馬区には2万5千頭の犬が暮らす ― なぜ今、同行避難の備えなのか

まず、練馬というまちの大きさを数字で見ておきます。そなえは「じぶんひとりの問題」ではなく「まちぜんたいの問題」だとわかると、すこし見え方が変わります。

登録犬だけで25,809頭という数

東京都保健医療局がまとめた令和5年度の犬の登録頭数(東京都内区市町村別)によると、練馬区の登録頭数は25,809頭、狂犬病予防注射の頭数は19,259頭です。これは登録されている犬の数で、じっさいに暮らす犬はもっとたくさんいます。災害が起きれば、この2万5千をこえる世帯が、いっせいに「愛犬をどうするか」というおなじ問いに向き合います。

だからこそ、一頭一頭の飼い主がふだんからそなえておくことが、まちぜんたいの混乱をちいさくします。あなたのそなえは、あなたの愛犬をまもるだけでなく、となりの避難者と、その先の一頭もまもります。ひとりの用意が、みんなの安心につながる――そういう性質のそなえです。

「ペットがいるから逃げ遅れた」を避ける

練馬区は災害時ペット対策に関する基本的考え方のなかで、「大震災などの災害時には、人命を守ることが最優先です。」と示しています。そのうえで、「過去の災害においては、ペットがいるために避難所に避難できず、火災や自宅の倒壊による二次災害に遭ったり、車の中で生活を続けたことによる『エコノミークラス症候群』で亡くなった事例がありました。」と、じっさいに起きたことを具体的に伝えています。

ペットを置いていけずに危ないところへもどる、車のなかで無理をつづける――こうしたことをさけるために、区は同行避難をすすめています。人の命をまもることと、愛犬をまもることは、ぶつかりません。ふだんのそなえが、その両方をおなじときにまもってくれます。この記事のねらいは、その「両立」を、練馬のしくみに沿って具体的にすることです。

「同行避難」とは何か ― 誤解しやすい言葉を正す

そなえの話に入る前に、言葉のすれちがいをひとつ、ほどいておきます。「同行避難」という言葉は、よく「避難所で愛犬とずっといっしょにいられること」と受けとられますが、そういう意味ではありません。ここを先に知っておくと、いざというときにあわてません。

同行避難は「一緒に逃げる行動」のこと

環境省の人とペットの災害対策ガイドライン(総説)は、同行避難をつぎのように定めています。「同行避難とは、ペットと共に移動を伴う避難行動をすることを指し、避難所等において飼い主がペットを同室で飼養管理することを意味するものではない。」

つまり同行避難は、「愛犬といっしょに安全なところまで動く」という行動をさす言葉です。逃げたさきで、人とおなじ部屋でずっといっしょに過ごせることを約束する言葉ではありません。この一点をとりちがえると、避難所についてから「おなじ部屋にいられない」と知って、こころが折れてしまいます。

「同伴避難」との違いを知っておく

おなじガイドラインは、「『同行避難』が、ペットとともに安全な場所まで避難する行為(避難行動)を示す言葉であるのに対して、『同伴避難』は、被災者が避難所でペットを飼養管理すること(状態)を指す。」とも書いています。同行避難は「行動」、同伴避難は「状態」です。にた言葉ですが、さす中身がちがいます。

あとで見るように、練馬区の避難拠点では、ペットは人と分けた専用スペースで過ごします。だから、この言葉の意味を先に知っておくことが、いちばんはじめのそなえになります。「いっしょに逃げる」ことはできても、「ずっとおなじ部屋」とはかぎらない――そう心づもりをしておいてください。

練馬区の同行避難の仕組み ― 全98の避難拠点で受け入れる

ここからが練馬区の具体的なしくみです。区のペットの災害対策のページに、はっきりと書かれています。順に見ていきます。

避難拠点は区立小中学校98校

練馬区の避難拠点は、「練馬区立の小・中学校、98校です。」とされています。これは「阪神・淡路大震災の被害や、避難の状況から、練馬区で独自に定めたものです。」とあり、区は「単に『避難所』や『避難場所』と呼ばずに『避難拠点』と名付けています。」と説明しています。ひらくかどうかについては、「震度5弱以上の地震が起きて、学校の建物が安全な場合に、『避難拠点要員』により開設され」ます。

ここでたいせつなのは、拠点がひらくかどうかは災害のときの状況しだいだ、という点です。だからこの記事では、どこかの学校の名前はあげません。どこがひらいているかは、そのつど区の公式サイトでたしかめてください。「うちの近くはあそこ」と決めうちにせず、いくつかの行き先を頭に入れておくと安心です。

全ての拠点で同行避難を受け入れる、ただし専用スペースで

区のページには、「避難する場合にはペットと一緒に避難拠点に避難すること(同行避難)が基本です。」「全ての避難拠点で同行避難を受け入れます。」と書かれています。98の拠点すべてで受け入れる、と言いきっている区の姿勢は、飼い主にとってこころづよい出発点です。

いっぽうで、「すべてのペットは、人間の生活スペースとは分離した専用スペースで生活します。」ともあります。人とおなじ部屋ではなく、決められたべつのスペースで過ごすのが基本です。なお、「盲導犬、聴導犬、介助犬などの補助犬は、飼っている障害者の方と一緒に生活できます。」と、補助犬は例外としてあつかわれます。この「分けて過ごす」という前提を知っておくと、避難したさきでとまどいません。

なぜ「分けて過ごす」のか

べつのスペースで過ごすのは、犬のためだけではありません。避難所には、動物がにがてな人、アレルギーのある人、小さな子どももいます。みんなが身をよせあう場所だからこそ、たがいへの気くばりが要ります。専用スペースは、その気くばりのかたちです。だから、犬が決めたところで静かに休めること、むやみに吠えないことが、そのまま周りの人を助けることになります。ここが、あとで見る「ふだんのしつけ」の話につながります。

区と練馬区獣医師会の「協定」が支える

練馬のそなえを語るうえでかかせないのが、区と獣医師会のむすびつきです。ここが、ほかの区と練馬とを分けるひとつの特徴です。

「基本的な考え方」は獣医師会との検討会議から生まれた

区の基本的考え方には、「多くの方が共同生活を送る避難拠点においてペットを受け入れるためには、鳴き声や動物アレルギーなど、ペットをめぐる様々な問題に対応できる体制を整備することが必要です。」とあります。そのうえで、「このため、区では、練馬区獣医師会と検討会議を設け、災害時のペット対策に関し、同行避難にあたっての原則や、関係当事者の活動について検討し、災害時のペット対策に関する基本的な考え方をまとめました。」と示しています。つまり練馬の方針は、区がひとりで決めたものではなく、獣医師会と話しあってつくられた土台の上にあります。

「協力に関する協定」と、動物防災という考え方

練馬区獣医師会が公開している動物の避難対策(動物防災)の資料には、区と獣医師会が「災害時の区と獣医師会との協力に関する協定」をむすんでいることが記されています。協定では、災害時の不明な小動物の救護(原則は飼い主だが会員の獣医師が応急手当をする)、被災した動物の保護および管理、動物救護センターの設置などを、役わりとして分けあっています。

おなじ資料は、動物防災を「動物の命を守るだけではない」「動物に起因する二次災害を防ぐ」ものだと位置づけています。逃げおくれや、はなされて行き場をなくす動物をへらすことは、そのまま人の安全にもつながる――この考え方が、練馬のそなえの背骨になっています。行政と獣医師会が正式な協定で手をむすんでいることは、飼い主にとって、いざというときのたしかな支えです。豊島区のように飼い主が自主的に救護のチームを運営する区もありますが、練馬は「区と獣医師会の協定」という制度のかたちで支える、という色あいがつよいのが特徴です。

飼い主が担う「動物保護班」 ― 平時のしつけが避難所運営を左右する

練馬区のしくみで、飼い主にいちばんかかわりが深いのが「動物保護班」です。ここに、ふだんのトレーニングのねうちが、まっすぐあらわれます。

飼い主は例外なく運営に加わる

区のページには、「飼い主の方は例外なく動物保護班(ペット担当の班)に入っていただき、皆で相談しながらペットスペースの清掃などの維持管理をしていただきます。」とあります。避難したさきで、ペットスペースは行政がぜんぶ用意してくれるのではなく、飼い主どうしが力をあわせてたもつところです。世話をだれかにあずけるのではなく、じぶんたちで運営する――この前提を知っておくことがたいせつです。

「鳴き声・アレルギー」への配慮は、ふだんの積み重ねで決まる

先に見たとおり、区は避難拠点でペットを受け入れる条件として、鳴き声や動物アレルギーへの気くばりをあげています。たくさんの人と動物が身をよせるところでは、吠えつづけない、決めたところで排せつできる、クレートのなかでおちついて休める――こうしたことのひとつひとつが、周りへの配慮になります。

これは災害の日にきゅうにできることではなく、ふだんの暮らしのなかですこしずつ積みあがるものです。おすわりや呼びもどし、トイレ、クレートに慣れること、知らない人や犬とおだやかにすれちがえること。日頃のトレーニングが、そのまま避難所での共同生活をささえます。ここが、練馬で「防災はしつけから」と言えるわけです。

今日からできる小さな練習

むずかしいことは要りません。まずは、名前を呼んだら目が合う、おすわりとまてが数秒できる、キャリーやクレートのなかでおやつが食べられる、といった小さな練習からです。おさんぽのときに、すれちがう人や犬にいきなり吠えない練習も役立ちます。うまくいかないことがつづくときは、ひとりでかかえこまず、犬のトレーニングの専門家や、かかりつけの動物病院に相談してください。ちいさな成功をたくさん積むことが、いざというときの落ちつきをつくります。

練馬の災害リスクに合わせる ― 中小河川の水害と、地震

そなえは、住んでいる土地のリスクに合わせると、むだがありません。練馬の地形と災害の特徴を、公式のデータで見ておきます。

水害は「中小河川の洪水」と「内水氾濫」の二層

練馬区の水害ハザードマップは、「マップ上の赤枠の区域は、区内の河川(石神井川、白子川、江古田川)の洪水により浸水するリスクがあります。」と示しています。くわえて、「マップ上の赤枠以外の区域は、内水氾濫(下水道施設で水を排水しきれず、水浸しになる現象)により浸水するリスクがあります。」ともあり、練馬の水害は川の洪水と内水氾濫のふたつの層で考える要があります。想定は「降雨量(時間最大153mm、総雨量690mm)の想定で作成しています。」とされ、東京都は「水防法第14条の1に基づき」区内の3つの河川の洪水浸水想定区域を指定しています。

まずは自宅が赤枠のなかか外か、どちらの水害に気をつけるべきかを、マップでたしかめておいてください。川ぞいなら早めの立ち退き避難、内水氾濫の区域なら建物の上の階への移動(垂直避難)と、そなえ方が変わります。愛犬をつれての移動は思ったより時間がかかります。水が出はじめてからではなく、雨がつよくなる前に動くのが、犬にとっても安全です。

地震では「在宅避難」も現実的な選択肢

地震のリスクも見ておきます。練馬区の地震に関する地域危険度測定調査によれば、「東京都では、『地震に関する地域危険度測定調査(第9回)』をとりまとめ、令和4年9月に公表しました。」とあります。総合危険度は、建物の倒壊と火災の危なさに「災害時活動困難係数を加味して総合化したもの」です。東京都都市整備局の練馬区の地域危険度一覧では、練馬区に総合危険度ランク5(もっとも危ない)の町丁目はなく、区内のもっとも高いところでランク4です。

これは、練馬では自宅の耐震性がたもたれていれば、避難拠点へ行かずに自宅で過ごす「在宅避難」もじゅうぶん現実的だ、ということです。慣れた家で愛犬と過ごせるなら、犬のストレスもちいさくすみます。そのためにも、家具の固定や、数日分の水・フード・薬の備蓄を、ふだんから整えておいてください。地震のあとは、われたガラスや落ちたものが犬の足をきずつけることがあります。室内をあるく前に、犬用のくつや、抱きあげての移動も考えておくと安心です。

平時の備え ― クレート馴致・迷子対策・備蓄

ここまでのしくみを、具体的な「ふだんのそなえ」に落としこみます。災害の日にきゅうに整うものではなく、きょうからすこしずつ積める用意です。

クレートに慣れておくと、逃げ先で落ち着ける

避難拠点でも在宅避難でも、犬がクレートやキャリーのなかでおちついて休めることは、大きな支えになります。慣らし方でつまずきやすいのは、いきなり入れて扉をしめることです。これでは、クレートが「いやなところ」になってしまいます。近づけたらほめる、じぶんから鼻を入れたらほめる、なかでごはんをあげる、扉を数秒だけしめる、と段階をこまかく刻み、クレートを「入るといいことがあるところ」に変えていきます。手順の全体は、犬のクレートトレーニングの記事でくわしくまとめています。この慣れは、防災だけでなく、通院や車での移動にもそのまま役立ちます。

迷子対策 ― マイクロチップと迷子札

災害でいちばん多いわかれのひとつが、はぐれてしまうことです。もどってこられるように、飼い主がわかる印をふたつ用意しておきます。環境省の犬と猫のマイクロチップ情報登録によると、「令和4年6月1日から、ブリーダーやペットショップ等で販売される犬や猫について、マイクロチップの装着が義務化されています。」とあります。すでに飼っている犬の装着は努力義務ですが、はぐれたときの再会をたすけてくれます。あわせて、鑑札や迷子札のように、その場で目で見て連絡先がわかる印も、首輪につけておいてください。中身の情報が古いままだと役に立ちません。引っこしや電話番号が変わったら、登録も更新しておきます。

数日分の備蓄と、健康の記録

フード、水、常用している薬は、すくなくとも数日分をおおめに用意し、使いながら買いたす「回転備蓄」にしておくと、切らしません。ふだん食べ慣れたフードを少しずつストックしておくと、避難さきでもおなかをこわしにくくなります。ワクチンの接種歴や飲んでいる薬、かかりつけの動物病院の連絡先を、紙とスマートフォンの両方にひかえておくと、避難したさきで役立ちます。健康や持病のことで気になる点があるときは、動けるうちにかかりつけの動物病院(獣医師)に相談してください。

持ち出し袋に、犬のぶんも用意する

人の持ち出し袋とはべつに、犬のぶんの袋も用意しておくと安心です。入れておきたいのは、数日分のフードと水、飲んでいる薬、おりたたみの食器、予備のリードと首輪、うんちの始末袋、そうじ用のシート、においのついたタオル、それにおりたためるクレートやキャリーです。ワクチンの記録や、かかりつけの動物病院の連絡先をコピーして入れておくと、避難さきで役立ちます。玄関の近くなど、すぐ持ちだせるところに置き、中身は季節ごとに見なおしておきます。犬はじぶんで荷物を持てません。飼い主の用意が、そのまま愛犬の安全になります。

避難生活での犬のストレスケア

避難のくらしは、犬にとっても、いつもとちがう日々です。とくに避難拠点では、人と分けた専用スペースで、知らない人や動物、たえまない物音のなかで過ごします。犬のこころの負担に、そっと目を向けてあげてください。

いつもと違うサインを見のがさない

環境が変わると、犬は食欲がおちる、体をなめつづける、ふるえる、といったサインを出すことがあります。これはわがままではなく、不安のあらわれです。しかってやめさせるのではなく、決まったところで休めるようにし、においのついたタオルやいつものおもちゃをそばに置いて、安心の手がかりをつくってあげます。トイレや食事の時間を、できるだけいつもとおなじリズムにたもつことも、犬のこころを落ちつかせます。

飼い主が落ち着くことが、いちばんの支え

犬は、飼い主の声のトーンやしぐさから、その気もちをびんかんに読みとります。人がえがおでおだやかにいれば、犬もすこしずつほぐれていきます。だからこそ、飼い主じしんが落ちついていられるように、ふだんからそなえを整えておくことが、めぐりめぐって愛犬をまもります。いつもとちがうようすがつづくときや、食べない・ぐったりするといったことがあれば、動けるうちにかかりつけの動物病院に相談してください。

K9 Harmonyの「医療・防災手帳」で情報を一つにまとめる

ここまでお伝えした「愛犬の情報をひかえておく」というそなえを、もっとらくにつづけられるように、K9 Harmonyでは「医療・防災手帳」というしくみを用意しています。

体験トレーニングの登録情報が、そのまま備えになる

K9 Harmonyの体験トレーニングを受けた方には、LINEで使える「医療・防災手帳」をお使いいただけます。初回の登録(オンボーディング)で入力した愛犬の情報が、そのまま手帳に反映されるしくみです。医療の記録や常用している薬、かかりつけの動物病院、緊急の連絡先、避難先を、スマートフォンのなかにひとつにまとめておけます。ボタンをおすと、防災手帳・迷子ポスター・クレートタグのPDFを作れ、持ち出しのチェックリストや、家族と分けあえるQRコード、110・119への通報、避難先までの道案内も使えます。通信がとぎれがちな災害のときも、オフラインでひらけるようにしています。

この手帳に公的な効力はありません

たいせつな点をはっきりお伝えします。この「医療・防災手帳」や、そこから作るPDFに、公的な効力はありません。飼い主がじぶんのそなえを整え、必要なときに情報をすぐ取りだすための道具です。避難拠点での受け入れや、行政の手つづき、鑑札・マイクロチップの登録は、これまでどおり練馬区や公式の窓口の案内にしたがってください。手帳は、そうした公式のそなえを、日々の暮らしのなかでつづけやすくするための補助だと考えてください。愛犬の情報を整えるところから始めたい方は、体験トレーニングの入り口からどうぞ。

よくある質問(FAQ)

Q. 練馬区では、どこの避難拠点でも愛犬と一緒に避難できますか。

区は「全ての避難拠点で同行避難を受け入れます。」と示しています。ただし拠点がひらくかどうかは、そのときの災害の状況しだいです。開設の状況は、災害のたびに練馬区の公式サイトでたしかめてください。

Q. 避難拠点では、愛犬とおなじ部屋で過ごせますか。

基本は、人のくらすスペースとは分けた「専用スペース」で過ごします。おなじ部屋でずっといっしょにいられるとはかぎりません。補助犬(盲導犬・聴導犬・介助犬)は例外として、飼い主といっしょに過ごせます。

Q. 自宅が無事なら、避難拠点へ行かずに家にいてもよいですか。

練馬区は地震の総合危険度でランク5の地域がなく、自宅の耐震性がたもたれていれば「在宅避難」もじゅうぶん現実的です。数日分の水・フード・薬をそなえておくと、慣れた家で愛犬と過ごせます。ただし川ぞいで水害のリスクが高いところは、早めの避難を優先してください。

Q. うちの子は吠えやすいのですが、避難拠点でめいわくになりませんか。

避難拠点でのペットの世話は、飼い主どうしがつくる「動物保護班」で行い、鳴き声やアレルギーへの気くばりがもとめられます。吠えやトイレ、クレートで休むことは、ふだんのトレーニングですこしずつ整います。きょうからできる小さな練習が、いざというときの安心につながります。ひとりでなやまず、専門家に相談するのも一つの方法です。

Q. 多頭飼いや、猫・小動物も同じ考え方でよいですか。

基本の考え方はおなじで、頭数ぶんのフード・水・薬・キャリーを用意します。ただし受け入れの細かい条件は動物の種類でちがうことがあります。犬以外の動物や多頭のばあいは、ふだんから練馬区の公式情報でたしかめ、一頭ずつが落ちついて移動・待機できるように慣らしておいてください。

Q. まず何から始めればよいですか。

自宅がハザードマップの赤枠のなかか外かをたしかめること、クレートに慣らし始めること、フード・水・薬を数日分そろえること、迷子札とマイクロチップで飼い主の印を用意すること――このよっつから始めてください。ぜんぶを一度にやろうとせず、きょうはひとつ、と決めて積んでいくのがつづくコツです。

まとめ ― 練馬の仕組みを知り、今日から一つずつ

練馬区は、区立小中学校98校すべてを避難拠点とし、そのすべてで同行避難を受け入れる方針を、区と練馬区獣医師会の協定という土台の上にきずいています。避難拠点では、ペットは人と分けた専用スペースで過ごし、飼い主が「動物保護班」として運営に加わります。だからこそ、ふだんのしつけとクレートへの慣れ、迷子対策、数日分の備蓄が、そのまま避難所での安心につながります。

水害は中小河川の洪水と内水氾濫のふたつの層で、地震では在宅避難も現実的――このリスクのかたちに合わせて、自宅のそなえから整えていきましょう。練馬区で犬とくらす全体像は練馬区で犬と暮らすための記事でまとめています。愛犬の情報をひとつにまとめるそなえは、体験トレーニングの登録から始められます。きょうの小さな一歩が、いざというときの大きな支えになります。

参考にした情報(公的機関・獣医団体)

本記事は、環境省・練馬区・東京都・練馬区獣医師会などの一次情報をもとにしています。最新の情報は各公式サイトで確認してください。避難拠点の開設・受け入れの可否は、災害のたびに練馬区が判断します。診断・治療は獣医師(動物病院)の役割です。気になる症状や違和感があれば、かかりつけの動物病院にご相談ください。

NEXT STEP|次の一歩へ

気になることがあれば、まずは体験から。
愛犬とのこれからを、一緒に考えます。

営業: 10:00–20:00(木曜は13:00から/水曜定休)
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